◇活動報告◇

被災地廻りの旅

2013.3.29

昨年のブログにも書きましたが、今年は二つ葉援奏団コンサートの開催回数を減らし
自分の足で今まで行ったことのない被災地へ行き、現状をしっかりとこの目で見てみたい。
そして、今まで以上に二つ葉援奏団の活動を被災地で広めてきたいと考えていました。

先週週末、今まで支援していただいている場所も含め、被災地廻りを決行いたしました!

 

<1日目>

3月22日(金)。昼間の高速バスで新宿から仙台へと向かいました。
(三泊四日。バス往復+仙台のホテル付きで約2万円!という破格のお値段で行くことができました!)
途中、事故渋滞にも巻き込まれましたが、約7時間かけて仙台に到着。

23日(土)。被災地廻りの旅1日目。
亘理町の児童館に向かいました。

その途中、車を停めて、亘理町の沿岸部の様子をみてきました。

家があったはずの場所にはもう土台しかありません。

隣り合った家と家の間の道です。狭すぎる・・・。
出身が北海道の私。そして住み慣れた東京の密集した家々に慣れた私でも
想像できないほど、ここはもっともっと住宅が密集して建っていたのだと・・・。

ぱっと見ると綺麗に処理されているように見えますが
今でもこのような小さな瓦礫が散乱していました・・・。

児童館の館長さんと30分ほどお話をさせていただき、震災後は避難所となった施設内も案内していただきました。その児童館では仮設住宅で生活している方も利用されている、ということで、二つ葉援奏団のメンバーでコンサートを開かせていただければ、支援を受けたいと名乗り出で下さる方がいらっしゃるかもしれません。当然、そのような場では私たちの活動を広げていくきっかけにもなります。まだ未定ではありますが、こちらの児童館でのコンサート企画が進んでいけるといいなと思いました。

それから車で石巻へ移動しました。

車中でお昼ご飯をいただきました。
二つ葉援奏団コーディネーターの佐藤さんオススメの「牡鹿商店」さんのほっきめしです!!
生まれて初めていただいたほっきめしですが、ほっきってこんなに綺麗だったっけ?!
というくらいに、見事に春色に染まった綺麗なお弁当。

わたくし・・・もっとグロテスクな食べ物を想像しておりました(^^;

ほっきはむちゃくちゃ柔らかく、お米も素朴な味付けでほっきとの相性が抜群。
ほっきが無くてもパクパクいただける美味しいお米でした!

 

石巻市立女子高等学校さんに到着。
玄関先で顧問の先生、生徒さんたちに温かく出迎えてきただき
吹奏楽部の皆さんから演奏のプレゼントを受けて感動で涙が出そうになりました。

そして私からも。皆さんへの励ましとご縁に感謝する気持ちを込めて、
演奏のプレゼントを披露させていただきました♪♪

石巻女子高校さんでは、今年の支援のお話をさせていただきました。
その詳細についてはまた後日・・・ということで。

石巻女子高校の裏手にある日和山公園へ向かいました。

2年前の夏に訪れた時には、まだ生臭い匂いとそれにたかるハエでいっぱいの場所。
今ではハエも瓦礫の山もスッカリなくなって、本当に何もなくなってしまっていました・・・。

石巻女子高校は丘の上に位置しますが、沿岸から地続きの位置(石巻女子高から見ると真下の位置)にある門脇小学校は、津波被害のあと火事により炎上しました。
幸い生徒たちはみな避難し無事だったということです。
割れた窓ガラス。崩れ落ちた天井がそのまま今でも丸見えになっています。
焦げた時計。止まった針・・・。
その時のすさまじさを建物全体が物語っていました。

夜は、震災の一週間後に指導に向かう予定だった“えずこウィンドアンサンブル”の
皆さんとの宴が待っていました☆
(震災の影響で伺うことはできませんでした)
みんな笑いまくりで盛り上がり、とても楽しかったです(>▽<)

 

<2日目>

被災地廻りの旅、2日目は松島観光からスタートしました。
松島に行くのは初めてで、海と小島が描く情緒ある景色に素直に感動しました。
松島があったお陰で、津波の被害には合わなかったそうです。
このあとずっと沿岸部を走行するのですが、本当にこの松島だけが綺麗に残されていて、、、
なんだか不思議な感じがしました。

見えるかな??遊覧船にたかるカモメたちをカメラに収めました。
今度遊びに行った時には遊覧船にも乗りたいな。

≪松島蒲鉾本舗≫さんでは笹かま焼きを初体験!
お餅みたいにぷっくり膨らんで、焦げ目がついたらアツアツをいただきます。
できあがりまでの待つ時間がまた楽しいのです♪

修学旅行に来ていた男子高校生の列に並んで伊達政宗パネルで記念撮影。
アナがあったら入らずにはいられない性分でして・・・(笑)

松島の海岸そばにあるパン屋さんで、牡蠣入りのカレーパンを買い、
移動の車中でいただきました。
外がサクサクのかりっかり。
パン生地は超~ふわっふわで、その中にぎゅっと身のしまった牡蠣が入っているんです!
食べ終わった時、もう暫く味わえないと思うと・・・悲しかったなぁ・・・(TOT)
パンセ松島店

次に向かうは南三陸です。
津波に飲み込まれるまで職員がマイクを離れずに町民に対して避難を呼びかけていた。
そのエピソードはもう誰しもがご存知のことと思います。
その防災庁舎へ行ってきました。
何人もの方が代わる代わる祈りを捧げていました。
私も手を合わせてきました。
一段目、二段目、三段目と、非常階段の形状を見て下さい。
波の威力が嫌というほど伝わってきました・・・。

南三陸≪さんさん商店街≫内のカメラ屋さんに貼られていた写真より。
四年前の南三陸。

震災直後の南三陸。

≪さんさん商店街≫の中にあります季節料理「志のや」さんで
キラキラいくら丼をいただきました。
味も食感も押し付けがましくないと言いましょうか。
どれも新鮮で優しい味で、するすると飲み込めてしまうような海鮮丼でした。

次に気仙沼へ向かい≪気仙沼 復興 屋台村≫へ。
写っているのは二つ葉援奏団の現地コーディーネーターをしてくださっている佐藤さんです。
三日間、丸々お世話になりました!!

沢山の応援メッセージが書き込まれていました。

到着したのが16時近くなっており、残念ながら復興屋台村の食堂は全て準備中・・・
なので、すぐ近くにある“お魚市場”の中にあるレストランでフカヒレラーメンを頂きました。
お値段はなんと3000円!!

生まれて初めて食べたフカヒレ!
美味しいかどうかは・・・よく判りません。
ほぅ、こんいう食べ物が世の中にあったのねぇ~という感じ、でした。
雑食動物なので、高級な食べ物の良さはわかりません。ごめんなさい(^^;

“お魚市場”から車で2分ほど走らせた場所に、津波で陸に打ち上げられた大型船がありました。
テレビで見て想像していたよりはるかに大きく、目の前にはこのように、普通に道路があり、普通に車が走っていました・・・。

周りを見渡すと、海が見えません。
海が近くにあるように感じることができません。
ここは海が見える場所ではありません。

こんなに海から離れた距離の場所に、こんなに大きな船が打ち上げられている、という事実。

周りにいた観光客は(地元の方もいらしたかもしれませんが)みな、考え深い表情でした。

私もあまりの恐怖心で暫く放心状態になりました。

しかし、私には支援団体の代表としての使命感があります。

テレビではわからない事実を伝えたい。
私が見てきたことを伝えたいと思い、心が痛くなりつつも写真を沢山とりました。

削れたコンクリート。

つぶされた車。

自然の恐ろしさ、そしてこの状態を目の前にしながらも、近隣で普通に生活している人が沢山いることを知って下さい。

決まりつつある支援のこと、これからの支援のこと。
二つ葉援奏団コンサートのこと。
そしてこの旅で感じたことなどを振り返り、改めて日記に綴りたいと思います。
文字にするまでしばらく時間がかかるかもしれませんので、明日からは普通の日記に戻ります(^^;

皆さんにとって、目をつぶりたくなる部分。
見たくなかった部分もあるかもしれない私の“被災地廻りの旅”2日分の日記。
ご拝読いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

≪二つ葉援奏団≫
代表:薄田真希